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かわしま法務事務所の電磁的事件簿 ~笑う門には福来る~

「こんなはずじゃなかった」の声を減らすために

今年に入ってから、民事信託に関して様々な場でお話をさせていただく機会が増えてきました。

三重県行政書士会の研修会で講師を務めさせていただいたことは
先日のブログでも取り上げましたが、この他にも社会福祉士さん対象の研修会にて
講師の先生の要請で信託制度についてお話をさせていただく時間をいただいたり、
不動産業者・金融機関・保険会社等に招かれてお話させていただいたり、
様々な業種の方々が参加される相続に関する勉強会で講師を務めさせていただいたりしています。

そして、信託の制度は専門家から見ても難解な制度ですので、
よりわかりやすく伝えられるためにどうすればよいか考えています。

分かりやすい説明の言葉は常に探しています。
その上で受任している案件の事例を基にしたお話をさせていただいたり、
その場のリアクションを見ながら試行錯誤を繰り返しています。

そして今後もセミナー講師の機会など情報発信の機会をいただいていますので、
これからも安心な活用をわかりやすくお伝えできるように尽力していきます。

それは信託の制度を活用するきっかけを増やしたいというのはもちろんですが、
信託だけにに限らず一人でも多くの方が誰にでも必ず起こる相続のことを、
遺言や後見も含めて早めに考え対応するきっかけを作れるようにという思いでやっています。

お話をさせていただく中で特に感じるのは、もっと早くリスクに気づいていれば
適切に対応ができたかもしれないケースが思いのほか多いということです。

私自身実務の中でいざトラブルが起きてしまった後に
「こんなはずじゃなかった」「もっと早く取り組んでいればよかった」というお声を
聞くことは少なくありません。そうした声を一つでも減らしていくためには、
待ちの姿勢で声をかけてもらうのを待ち、都度対症療法を講じるだけではなく、
自分から積極的に情報を発信し皆様のお声に耳を傾けることが大切と考えています。

特に先述の社会福祉士の皆様からお聞きしているのは、
既に認知症等で判断能力を失ってしまった方々のサポートに日々尽力されている一方で、
元気なうちから判断能力を失うことによるリスクを予防する大切さに気付いていて、
そのための方策や専門性を求めているにもかかわらずなかなか進んでいないということ。

特に民事信託の活用について「地方と都市とは違う」というご意見をしばしばいただきます。
事実、活用事例の件数やケースの多彩さで都市部が先行しているのは間違いありません。
しかし、どのような地域であってもその地域ならではの障壁があり
一見進んでいるように見える地域であっても例外ではありません。

「私たちは違う」「私たちでは無理」で何も考えずに終わらせるのではなく、
この話からどのように応用できるかをまず考えていきたいと思っています。

現場には間違いなく制度の正しい活用を待つ声があります。
そして、それを正しく届けるのも我々資格者専門職の責務であると考えます。
そしてその責務に応えていくための仕事を積み重ねてまいります。

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